【カツラギ.読了】「単純移動平均線(SMA)」の概要。
単純移動平均線(SMA)
昨日までのメルマガで、トレンドやレンジ、水平ラインやトレンドラインに関する基本的な大衆心理の考え方を解説していきました。
そこでここからは、大衆心理を考慮してトレードを行う上で便利なインジケーターの使い方と考え方について解説していこうと思います。
ただ、インジケーターを利用して大衆心理を考えていくためには、前提として「そもそも、そのインジケーターはどういったものなのか?」について理解する必要があります。
そこで本日からは、世界中で最も使われているインジケーターと言われている、移動平均線(MA)について、まず解説していきます。
また、移動平均線にもいくつか種類がありますが、その中でも本日は、単純移動平均線(SMA)について解説していきます。
▼単純移動平均線(SMA)の概要
一般的に移動平均線と言われると、この単純移動平均線(SMA)のことを言います。
単純移動平均線(SMA)は、設定した期間の全ての終値を平等に考えて、その平均値を出したものなので、長期的なトレンドの方向性がどのようになっているのかという判断に非常に優れています。
しかし、他の種類の直近の終値を重視して算出する移動平均線に比べて、全ての終値を平等に算出するという特徴があることから他の種類のMAに比べて、直近の値動きが重視されおらず、直近の値動きによる売買サインが遅れやすいため、トレンドの転換点を察知しにくいというデメリットがあるということを覚えておきましょう。
また、移動平均線を大衆心理的に考えると、設定した期間で相場参加者が取引(売買)を成立させた平均値を表しているというように考えられますね。
▼単純移動平均線(SMA)の計算式
SMA=(設定した期間のローソク足の終値を全て足し算)÷設定した期間
過去の一定期間における終値の平均値で算出されています。
たとえば、期間を10に設定したら、過去10本分のローソク足の終値の合計を10で割って算されます。
▼単純移動平均線(SMA)の設定方法
単純移動平均線を表示・設定する際は、以下のように設定しましょう。
※ここではMT4の場合を解説します。
①MT4のナビゲーターから「Moving Average」を選択。
②SMAの場合は移動平均線の種別を「Simple」に設定。
③適用価格は「Close」が基本です。
④ローソク足の何本分の値動きの平均を出したいか「期間」を入力。
⑤チャートへ表示するSMAの「色」や「線のスタイル」や「線の太さ」を設定。
本日の説明で、なんとなく単純移動平均線とは、どういったものなのかについて、ご理解いただけましたでしょうか?
明日は、移動平均線の種類の中で、もう一つのメジャーなものを紹介します。
では、明日のメルマガもお楽しみに!
※「大衆心理を理解した」=「大衆の動きを予知できる」と言うわけでは有りません。
大衆心理を学んだ上で、その時の相場で最良の選択ができるようにしっかり検証を行いましょう。
#資金管理マインドセット
資金を溶かしてしまうと、
「こんなにお金を奪われる
相場って本当に怖い...
もうやめようかな。」
という風に思ってしまう方は、
非常に多いと思います。
ですが、
この場合に本当に怖いのは、
大きな損失を出すまで
損切りができなかった自分自身です。
もっと言えば、
・損したくない
・大きく稼ぎたい
という自分の欲が、
相場において最も怖い訳です。