【カツラギ.読了】どのような大衆心理によって、レンジが形成されるのか?
どのような大衆心理によって、レンジが形成されるのか?
本日は、”どのような大衆心理によって、レンジが形成されるのか?”について解説してきます。
まず、”レンジ相場”とは、相場参加者がどのような状態であるのか、見ていきましょう。
レンジ相場とは、「買い注文をしよう」と思う人と、「売り注文をしよう」と思う人の割合が、拮抗している状態のことを言います。
相場の7割はレンジ相場だと言われていますが、考えてみれば、相場参加者はそれぞれ、違うインジケーターを使い、違うラインを引き、違う主観や考えでトレードをしているので、トレンド相場のように、相場参加者のほとんどの意見が揃うことは稀であり、「買い注文派」と「売り注文派」に分かれ、相場参加者の約50%が「買い注文派」になり、また約50%が「売り注文派」になって、レンジ相場になるということはごく自然な流れかと思います。
また、レンジ相場で、最も気を付けないといけないことは、トレンド相場よりも狭い価格帯に注文が集中しているということです。
例えば、1時間上昇トレンドが続いたケースの場合、1時間でレートがトレンドの下限から上限まで動いているため、トレンドの下の方の価格帯でエントリーする相場参加者もいれば、トレンドの中盤や、トレンドの天井付近の価格帯でエントリーする相場参加者もいるわけです。
つまり、トレンド相場の場合は、比較的注文が各価格帯にバラけるので、急激な値動きをしにくくなります。
しかし、レンジ相場が1時間続いた場合は、同じ価格帯で注文が入り続けることになります。
また、資金量が膨大な機関投資家は、自分の持っているポジションの勢力が負けないように、レンジ内でさらに資金を投入していきます。
そんな膨大な注文が、「買い注文」と「売り注文」で拮抗している間はレンジ相場が続きますが、どちらかの勢力が、使える資金を使い果たしたり、何かの拍子で「買い注文」と「売り注文」の拮抗が崩れた時は、上のイラストのように、溜まりに溜まった負けた方の損切り注文や、レンジの外で勝った方に追随しようとするブレイクアウトを狙う新規の注文によって、レートは勝った方へ一気に跳ね飛びます。
レンジ相場の大衆の心理をまとめると、
①「買い注文」と「売り注文」の勢力が拮抗している時にレンジ相場は形成される。
②トレンド相場に比べて、同じ価格帯で注文が入り続けるから、注文が集中する価格帯が生まれる。
③機関投資家が、自分の持っているポジションの勢力が負けないように、さらに資金を投入して注文が増える。
④拮抗が崩れて負けた勢力の、膨大な損切り注文と、勝った勢力に追随してブレイクアウトを狙う新規の注文によって大きくレートが動く。
という流れになります。
レンジ相場やレンジ後の値動きで利益を得たいと考えている方は、まず前提としてこのレンジ相場に存在する大衆心理を理解しておきましょう!
※「大衆心理を理解した」=「大衆の動きを予知できる」と言うわけでは有りません。
大衆心理を学んだ上で、その時の相場で最良の選択ができるようにしっかり検証を行いましょう。
#資金管理マインドセット
大きな利益を獲得するための
トレードを覚えるには、
まずは過去チャートから、
「どういった時に
大きな利幅を狙えるのか」
検証してみると良いです。
大きな利幅を狙いやすい
相場の条件を一つ紹介すると、
「長期足の方向と
同じ方向のエントリーが
できる時」です。
この条件が揃っている上で、
どういった時が勝率が良いのかについては、
ぜひご自身で検証してみてください。