【カツラギ.読了】「指数平滑移動平均線(EMA)」の概要。
「指数平滑移動平均線(EMA)」の概要。
本日は、移動平均線の中でもSMAと並んでよく使われている指数平滑移動平均線(EMA)というインジケーターは、どういったものなのかについて解説していきます。
▼指数平滑移動平均線(EMA)の概要
指数平滑移動平均線(EMA)は、単純移動平均線(SMA)のように期間内の全てのローソク足の平均値を出すのではなく、直近の価格に比重をかけて算出する為、単純移動平均線(SMA)に比べ直近の動きに敏感に反応します。
そのため、移動平均線はよくトレンドの判断に使われますが、SMAと比べて早くトレンドの転換を察知することができます。
しかし、突発的に大きな値動きをした場合に、それが直近であるほど、その値動きを重要視して算出されてしまうので、直近の相場のノイズが大きく影響してしまい、ダマシが多くなりやすいというデメリットもあることを覚えておきましょう。
また、大衆心理的に考えると、直近の取引価格ほど重要視して、設定した期間の平均値を表しているというように考えられますね。
▼指数平滑移動平均線(EMA)の計算式
EMAが表示される始めのローソク足=(設定した期間のローソク足の終値を全て足し算)÷設定した期間
※設定期間が「9」であれば9本目まではSMAと同じです。
EMAが表示される2本目以降のローソク足=(前日のEMA)+(2÷(設定期間+1))×(当日終値-前日のEMA)
※設定期間が「9」であれば(前日のEMA)+(2÷9+1=0.2)×(当日終値-前日のEMA)
なぜ、この計算式で直近の値動きほど重視されるようになっているのかについては、「平滑定数(2÷(設定期間+1))」というものが計算式に組み込まれているからです。
もっと詳しく知りたい方は、ご自身で調べて見て下さい。
▼指数平滑移動平均線(EMA)の設定方法
指数平滑移動平均線を表示・設定する際は、以下のように設定しましょう。
※ここではMT4の場合を解説します。
①MT4のナビゲーターから「Moving Average」を選択。
②EMAの場合は移動平均線の種別を「Exponential」に設定。
③適用価格は「Close」が基本です。
④ローソク足の何本分の値動きの平均を出したいか「期間」を入力。
⑤チャートへ表示するEMAの「色」や「線のスタイル」や「線の太さ」を設定。
設定期間については、特にこの数値でないと勝てないというものはないのですが、僕の場合は以下の4本のEMAを使うことが多いです。
・短々期移動平均線・・・10
・短期移動平均線・・・25
・中期移動平均線・・・75
・長期移動平均線・・・200
ここまで移動平均線の概要について説明しまして、おおよその構造や設定方法についてはご理解頂けたかと思います。
そこで、明日からは大衆心理への活用の仕方について順番に解説していきます。
では、明日のメルマガもお楽しみに!
※「大衆心理を理解した」=「大衆の動きを予知できる」と言うわけでは有りません。
大衆心理を学んだ上で、その時の相場で最良の選択ができるようにしっかり検証を行いましょう。
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